まず、各桁の繰り上がりを A1,A2,A3,A4 として各桁ごとの式を作る。
- Y+2N=10A1+Y
- T+2E+A1=10A2+T
- R+2T+A2=10A3+X
- O+A3=10A4+I
- F+A4=S
1番上の式を整理すると N=5A1 よって N は0か5である。ここで N=5 とすると2番目の式は 2E+1=10A2 となり(奇数)=(偶数)となり矛盾。よって N=0。
2番目の式は E=5A2 となるが、0はすでに使用されているので E=5 になる。
5番目の式から A4≠0 よって A4=1。4番目の式に代入して O+A3=10+I。A3≤2 から O,I の可能性は
I≠N=0 より O=9,I=1 が確定する。
3番目の式に A2=1,A3=2 を代入すると R+2T=19+X。X は 0,1 ではないので (左辺)≥21。これを満たす R,T の組を列挙する。
T | R | X | 残り |
7 | 8 | 3 | 246 |
8 | 6 | 3 | 247 |
8 | 7 | 4 | 236 |
この中で残った数を利用して5番目の式 F+1=S を満たすのは表で太字で書いた2数だけである。これで T,R,X,F,S が確定する。この時点で確定していない文字は Y だけであり、これに残った 6 を入れるとすべての文字が確定する。以下が解答である。
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